相手がしっかり話を聞いて行動してもらえる人に共通する、3S会話法とは?

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職場の会議などで、難しい用語をやたらと乱用し、それらしく見せることばかりが得意な人っていますよね?

専門家であることは尊いとは思うものの、少し自分に酔っているようにも見えてしまい、正直引いてしまいそうになるものです。

もしあなたが思い当たる場合は、そんな小難しい人だと思われないためにも、平易会話表現を心がけてみると、会議での印象は劇的に変わるでしょう。

具体的には、

①1つの文脈を短くし、
②誰でも知ってる言葉の組み合わせで語り、
③話すスピードを落とす習慣をつける

ということです。私はこれを、3S会話法と呼んでいます。

そうすると一体、何が変わるのでしょうか。

まず、あなたの話す文脈が短く、言葉(単語)が平易で、ゆっくり話されると、相手の方の頭の中に入ってきます。

そもそも話というのは、相手の頭の中に入ってこなければ、伝わるわけがありません。相手に話を聞いてもらえない人に共通しているのは、自分の話したい言葉を紡ぎ合わせることばかりを考えており、相手の頭の中に入っていくということを意識していないことにあるのです。

加えて、難しい言葉を使わずに平易な言葉で話すというのは、非常に重要なポイントです。難しい用語を使用しない平易な会話表現では、話の中身のわかりやすさに尽きます。人はわかりやすい話には共感しやすく、難しい話には共感しないものです。

ここ数年、テレビの世界では池上彰さんの番組が急増しており、視聴率も高いそうですが、好評である要因の一つに「池上解説」の分かりやすさがあります。

ニュースや専門番組の専門家が話すような難しい用語の羅列ではなく、一般視聴者の目線でまさに3S会話法を実践されているからこそ、視聴者のみならず、番組のひな壇に座る芸能人でさえもしっかりと聴いて理解するわけです。

こうしてあなたの話を聴き、理解してくれたとしたら、相手はあなたの話が重要かつ有益であれば、正しい行動を実践してくれることは間違いないでしょう。

ですが、平易表現会話法を使う際には、必ず抑揚をつけた会話を心がけてください。というのも平易表現であるがゆえに、あなたの主張を安易に捉えられてしまい、肝心の行動や、その先の成果に繋がりにくくなる可能性があるからです。

この抑揚までをもきちんと取り入れ、政治家として最大限に活用し、成果を出し続けた人といえば、あの小泉純一郎元首相でしょう。小泉元首相はワンフレーズポリティクスと呼ばれる、シンプルでわかりやすいワードを何度も何度も国民(聴衆)に発信することで脳に刷り込み、ご自分のビジョンを繰り返し主張してきました。こうして自らの政治家としての悲願であった郵政民営化を成し遂げたわけです。

もしあなたが職場の会議などで話す内容に対し、周囲の反応がイマイチだと感じた場合は、この3S会話法で平易な会話表現を心がけ、継続実践してみてください。きっと変化を実感できるかと思います。